みなさんは、インターネット配信をご存知でしょうか?

YouTube、ニコニコ生放送(ニコ生)、ツイキャス、ふわっち、LINEライブ、ショールーム、イチナナ(17)etc…

今や、テレビやラジオから離れ、インターネット配信を見る若者が増えています。

インターネット配信は、タレントなどの芸能人をはじめ、一般人も自由に配信(放送)することが出来ます。
また、気に入った配信者がいれば、配信者の聞き手(囲いリスナー)もいるので、成立しているのです。

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※写真は、ツイキャスライブの一部を加工したものである。

このように、バンド活動をしている人が、普段の私生活に近い状態をファン(囲い)に見せ、囲いリスナーはそれにコメントすると、そのコメントを読み上げてくれたり、コメントにリアルタイムで答えてくれることに喜びを覚え、楽しい時間を過ごすことができる。

配信者は、いろいろなイベント等を企画し告知、応援や支援を求める他、アイテムをもらうことで配信時間を延長することができ、より多くのリスナーや囲いを獲得することが可能になり、配信者としてのレベルがアップする。
配信者としてのレベルが向上し、多くのリスナー(ファン)がついている人のことを、配信界では大手配信者の呼称を略して「大手」と読んでいる。

リスナー( = ファンや囲い)が増える → アイテムが投じられる確率が高くなる

アイテムが投じられる確率が高くなる → 人気が出て支援を受ける可能性が高くなる

人気が出てくると…
配信界では「アンチ」「アンチ民」と呼ばれる配信者を嫌悪(けんお)する人々も沸いてくる現象も起こります。
それでは、アンチの方々は配信者に対してどのようなことをしてくるのでしょうか?

ただ、「私、あの人、嫌い」だけで配信を見なければ済むのですが、配信界ではそれだけでは済みません!

配信者が外配信(外で配信している)の場合、お店や商業施設・宿泊施設・飲食店で無許可で撮影したりすれば、ネット用語で「祝電」という電話による通報を行い(それも1人2人のアンチではない数10件)、店側から注意されるようにしたり、道路や公共施設付近であれば警察に通報して、配信者の配信そのものを切らせて妨害するアンチ民もいます。

確かに、店内撮影禁止としている場所で、撮影許可を取らず撮影していることは社会的モラルに反してますが、そのような配信者ばかりではなく、ちゃんと撮影許可を取って撮影していても、アンチ民から祝電が入ることは否定できません。


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※写真は、ふわっちの配信を一部加工したものである。

一方、ふわっちの配信は、運営側の方で通年販売しているアイテムの他、いろいろなイベントを開催して期間限定のアイテムを開発し販売している。

ここでのリスナー(視聴者)は、アイテムを購入せずコメントすることも出来るが、配信者に名前を覚えてもらったり、印象づけるにはアイテムを投じる必要も出て来る。
アイテムは単価120円のものから単価2,980円のものまで販売されており、アイテム収益金の50%(還元率は変動するものもある)を運営側は配信側に「ふわっちポイント」として付与。
還元付与されたふわっちポイントは、現金化することができる。

そのことを受け、今日から誰でも気軽に配信することができる「ふわっち」の配信者数は増加傾向に有り、2017年夏には配信者に投じられたアイテムも上昇傾向にあった。
配信者は、より注目度を上げるため、フットサルや格闘技などのスポーツ企画を開催したり、日本全国の旅配信、日常のドライブやカラオケ、雑談などでリスナーの共感を得るものから、配信者間で喧嘩し警察沙汰にした様子を配信したり、職務質問を受けている際の状況を生配信し警察官の職務を妨害するなど、過激化・過度の配信が目立つ傾向にある。

女性配信者は、BAN(運営側で規制し配信を強制停止)覚悟で、胸元を強調しギリギリ見えるか見えないかでリスナーをあおり、アイテムがもらえるとクビレを出したり服を脱ぐなど、こちらは過度の性的な印象が目立つようになった。

しかし、2017年12月中旬以降、リスナー側もアイテム購入を控えるようになり、配信者に投じる傾向が激減。

もともとリスナーが50~60人前後、またはそれ未満の過疎配信者(「かそ」っている配信者)は大手と比較して絶対数が少ないことから、アイテムポイントも減少傾向にあり、当然に現金収益が激減、オワコン(終わっているコンテンツの略)状態に陥り配信界から引退(辞めてしまう)者も少なくない。

ふわっちポイントは、リスナーからのアイテムポイントの他に、マンスリーやデイリー、リスワン、イベント毎のランキングによって、ボーナスポイントが運営から付与されるシステムだが、やはり目先のポイント獲得(収入)は、リスナーからのアイテムに頼る傾向は否定できないと言える。

リスナー目線で考えると、せっかくこれまでアイテムなどで応援してきた配信者が、配信回数が減少したり、突然引退されれば、これまでの応援が全て水の泡のように、無駄になることは言うまでもない。

これは、「ネット社会事情~ハイシンシャ編~」で詳しく書きたいと思うが、ふわっちアイテムポイントが激減する背景には、リスナーは配信者とDM(ダイレクトメッセージ)等で直接コンタクトを取り、配信者が指定する銀行口座に現金を振込み支援している人も少なくない。
このような直接支援を行えば、間接支援であるアイテムを購入して40~50%の運営収益を取られることなく、リスナーも全額支援できて配信者も全額受け取ることが出来るといったメリットが背景にある。

しかし、メリットがある反面その代償は計り知れず、身体的自由を奪われる配信者も珍しくない。

いろいろな人の心の闇を抱える…それがハイシンカイなのであります。

次回「探偵が見るネット社会事情~ハイシンシャ編~」おたのしみに♥